全身の健康を維持するためにも咬み合わせを整えましょう

朝起きると顎がだるかったり、家族に歯ぎしりを指摘されたりした経験はありませんか? 歯ぎしりや咬み合わせの乱れはお口まわりだけでなく全身にも悪影響をおよぼす可能性があります。原因不明の頭痛や肩こり、腰痛がある場合は、咬み合わせのチェックをすることをおすすめします。気になる症状がありましたら、大阪市西淀川区塚本の歯医者「かとう歯科」までお気軽にご相談ください。

咬み合わせの重要性

咬み合わせで大切なのは、お口を閉じたときだけでなく、咀嚼などで動かしたときに左右のバランスが整っているかどうかです。咬み合わせが乱れていてアンバランスな状態だと一部の歯や顎関節に過度の負担がかかってしまいます。するとその歯の寿命を縮めてしまったり、顎関節症を引き起こしたり、全身のバランスにも悪影響をおよぼすこともあるのです。

咬み合わせや食いしばりなどで起こる悪影響

悪影響1補綴物の寿命を縮める

詰め物や被せ物などの補綴物に過度の力がかかると、何度も修理が必要になったり、歯へのダメージが重なったりして、その歯の寿命を縮めてしまいます。やがては抜歯をしなければならなくなるケースもあるのです。

悪影響2顎関節症の原因になる

「顎がカクカク、シャリシャリ鳴る」「口が大きく開かない」「口を開けると痛む」「顎の関節が痛む」などの症状が長期間続くことを顎関節症といいます。10代半ばから20代、そして30代の女性に多くみられる顎関節症。咬み合わせの乱れは顎関節への過度の負担につながり、顎関節症を引き起こす原因になります。

悪影響3全身症状の原因になる

左右の咬み合わせのバランスがくずれると、お口まわりやそこにつながる筋肉のバランスもくずれます。それにより顎や肩、そして全身のバランスまで乱れてしまいます。肩こりや頭痛、腰痛などは咬み合わせの乱れが原因かもしれません。

悪影響4ストレスを感じやすくなる

「バランスが悪い」「うまく咬めない」「顎のまわりがだるい」など不具合があるとストレスを感じてしまいます。このストレスが免疫力の低下などを招き、全身にさまざまな悪影響を起こすことがあるのです。

悪影響5知覚過敏や虫歯を誘発する

一部の歯に強い力がかかると歯を傷つけてしまうことがあります。歯に小さな亀裂が入ったり、穴がかけたりすると、知覚過敏や虫歯を誘発しやすくなるのです。

当院ではマウスピースの使用や意識を変えることにより症状を改善しています

睡眠中に起こる「歯ぎしり」や起きている間に無意識に起こす「食いしばり」は、歯へのダメージや咬み合わせに大きく影響します。「歯ぎしり」を緩和するために有効なのがマウスピースです。睡眠中に装着することで歯へのダメージを軽減し、咬み合わせのクセを直すことにもつながります。また起きている間、意識を変えることで咬み合わせのダメージを軽減できるのです。

TCHとは

咀嚼や発音のとき以外は、上下の歯は接触していません。しかし中にはTCH(歯列接触癖)と呼ばれる、上下の歯が長時間にわたって触れ合っているクセがある方がいらっしゃいます。歯ぎしりや食いしばりのように強い力で咬み合うわけではありませんが、TCHもお口まわりの筋肉や顎関節に負担がかかる症状です。

歯が接触しているのは、一日の起きている間の15分程度が理想だといわれています。20分以上になるとTCHの疑いがあります。

TCHのリスクが高い方
  • 偏った咬みクセがある
  • 姿勢が悪い
  • 仕事が忙しい
  • 精密な作業をしている
  • 補綴物がたくさん入っている
  • ストレスがある方

顎関節症がある方、咬み合わせに違和感がある方、舌にだるさや痛みがある方はTCHの可能性を探ってみましょう。

TCHの治し方

TCHは、まず気づくことが大切です。そのためにまず日常で目につくところに「歯を離す」などのメモを貼って意識してみましょう。パソコンの画面やテレビの横などのその文字が目に入ったら歯が接触していないか意識してみてください。続けているうちに歯を離すことが習慣になります。このように自己暗示にかけることでも症状が改善する場合もあります。

TOPに戻る